キャンピングカーってどんな車?
キャンピングカーは、海辺や森での本格的なキャンプや車での長旅に便利な生活空間を伴った車の総称です。
アウトレジャーのシーンで、テントを張って過ごすのもキャンプの楽しみですが、どうしても作業が面倒だったり、広さや利便性の面であまり快適ではなかったりします。
そんなときにキャンピングカーがあれば、まるで自宅にいるような感覚で快適に過ごすことも可能です。
キャンピングカーの種類にはどんな車があるの?
キャンピングカーの種類
1.バンコン 2.キャブコン 3.軽キャンパー 4.バスコン 5.フルコン 6.トレイラー
「コン」は、コンバージョン(変換)という言葉の略で、その名の通り、ベース車両をキャンプ仕様にカスタマイズしていることから車名の後に名づけられています。
それでは、各タイプを簡単にご紹介していきましょう。
1.バンコン
価格の安さ ★★★☆☆
車内の広さ ★★★☆☆
維持費の安さ ★★★☆☆
走行性能 ★★★☆☆
公私を兼務 ★★★★★
バンコンは、トヨタ ハイエースや日産 キャラバンといったバンタイプの車をコンバート(カスタム)してできたキャンピングカーです。
見た目を普通のバンのまま、内装だけをキャンピング仕様にすることができ、1台で実用と趣味用を兼ねることができるバランスに優れたキャンピングカーがバンコンです。
バンコンの詳細やメリット・デメリットなどもっと詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。
2.キャブコン
価格の安さ ★★★☆☆
車内の広さ ★★★☆☆
維持費の安さ ★★★★☆
走行性能 ★★★☆☆
公私を兼務 ★★☆☆☆
キャブコンは、主にトラックをベースにキャンプ仕様にコンバート(カスタム)された車になります。
ちなみに、運転席下にエンジンが置かれた車のことをキャブオーバー車といいます。
そんなキャブコンの特徴は、さまざまなキャンピングシェルを搭載できる豊富なバリエーションとバンコンを超える広々とした車内空間にあります。
車内設備のレイアウトもある程度、自由に決めることができフルオーダーメイドを請け負うキャンピングメーカーも存在しています。
キャブコンの詳細やメリット・デメリットなどもっと詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。
3.軽キャンパー
価格の安さ ★★★★★
車内の広さ ★☆☆☆☆/strong>
維持費の安さ ★★★★★
走行性能 ★☆☆☆☆
公私を兼務 ★★★★★
軽キャンパーは、軽自動車をベースにカスタムされた軽キャンピングカーです。
軽キャンパーには、バン・ワゴンタイプとトラックタイプがあり、いずれもほかのキャンピングカーよりも低額で買えるのが最大の魅力です。
軽キャンパーの詳細やメリット・デメリットなどもっと詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。
4.バスコン
価格の安さ ★☆☆☆☆
車内の広さ ★★★★★
維持費の安さ ★☆☆☆☆
走行性能 ★★★★★
公私を兼務 ★☆☆☆☆
バスコンは、その名の通り、バスをベースにした本格的なキャンピングカーです。
バンやトラックが作業用途に製造されているのと比較して、バスは人を乗せることを目的に作られており乗り心地に優れます。
排気量も大きくパワフルで、広い車内空間にはまるで動くホテルルームであるかのような設備を備えることも可能なのがバスコンの魅力です。
キャンピングカーの最高峰ともいえるクラスで、お金に余裕のある人にとっては最高の選択となることでしょう。
バスコンの詳細やメリット・デメリットなどもっと詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。
5.フルコン
価格の安さ ★☆☆☆☆
車内の広さ ★★★★★
維持費の安さ ★☆☆☆☆
走行性能 ★★★★★
公私を兼務 ★☆☆☆☆
フルコンとは、エンジンやトランスミッションなど以外のほとんどをキャンピングカーメーカーが独自に架装した車のことをいいます。
人によっては、バスコンの一種に分類する人もいますね。
国内メーカーではあまりなじみがなく、フルコンの多くは海外メーカーが提供しています。
より根底の部分からキャンピングカー向けに最適化された車で、走行性能、車内空間の確保、乗り心地の追求、設備のカスタム性などあらゆる面で徹底されています。
フルコンの詳細やメリット・デメリットなどもっと詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。
6.トレイラー
価格の安さ ★★★★★
車内の広さ ★★★★★
維持費の安さ ★★★☆☆
走行性能 ★☆☆☆☆
公私を兼務 ★☆☆☆☆
トレイラーは、上記と違ってエンジンを持たない、車で引っ張って使うキャンピングシェルです。
トレイラーの魅力は、広々とした車内空間と値段の安さ(170万円程度〜)、オン/オフの使い分けのしやすさにあります。
保管場所さえ確保できれば、簡単なトレイラーの脱着だけで自家用車がキャンピングカーに早変わりします。
重量750kg以下のものであれば普通免許でも牽引して使うことが許されており敷居は低いといえるでしょう。
(ちなみに、走行中にはトレイラー内に人を乗車させることはできません。※法律違反になります。)
トレイラーの詳細やメリット・デメリットなどもっと詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。
キャンピングカーのサイズ
一般的なサイズで見ると、軽キャンパー<バンコン<キャブコン<バスコン&フルコンの順で大きくなります。
ちなみに、トレイラーは就寝用スペース程度の軽自動車サイズな小さなものから、シャワーやトイレ、キッチンなどをすべて搭載したバスコンのような大きなものまで非常に多種多様のタイプが存在します)
キャンピングカーの価格
サイズは価格に比例する傾向にあり、軽自動車ベースの軽キャンパーでは200万円〜300万円前後な一方、バスコンでは1000万円を超える車体がほとんどになります。
キャンピングカーは購入費などの初期費用のほかにも、税金や燃料費、車検などのメンテナンス費、保管しておくための駐車場費用など多くのコストがかかることがあります。
ご購入の際は十分な検討が必要です。
まとめ
今回は、キャンピングカーの概要についてご紹介してきました。
普段使いにも使えるタイプなら、バンコンや軽キャンパー、本格的なキャンピングカーをお求めならフルコン、バスコン、キャブコン、走行中には乗車できませんが車中泊専用に使う目的かつコストも気になるという場合にはトレイラーが向いているといえるでしょう。
本記事が、主な用途や予算、志向にあったキャンピングカー選びの一助になれば幸いです。