バンコン(バン型キャンピングカー)の魅力

バンコン(バン型キャンピングカー)の魅力

2024年9月5日

キャンピングカーのなかで人気が高いのがバンコン(バン型キャンピングカー)です。

「バン」と呼ばれるワンボックスカーをキャンプ用にコンバージョン(変換・カスタム)した車の略称として「バンコン」と呼ばれ親しまれている車になります。

 

この記事では、バンコンの概要と人気の理由、メリット・デメリット、その他注意事項について解説していきます。

 

 

バンコンってどんな車?

 

バンコンの主なベース車両はトヨタ・ハイエース、日産・キャラバンがあげられます。

 

 

バンコンが人気の理由は?

 

・キャンピングカーっぽくない見た目で普段使いもできるから買いやすい!
・ベース車両と大差なく運転しやすい!走行安定性も高い!
・駐車場など保管に困らない!
・これ1台で趣味用と実用に使えて低コスト!
・リセールバリューが高い!

 

【メリット1】バンコンは「レジャー用途」と「日常用途」に兼用できる!

 

 

バンコンは、見た目はベース車両そっくりの風貌で、中身を見ない限りは普通の車と同じに見えます。

購入時に奥様を説得するにあたってもバンコンの公私に使える万能性は大きな武器になるでしょう。

 

 

【メリット2】バンコンがあれば趣味用と実用で別々の車を持たずに済むから低コスト!

 

仮にバンコン以外のキャンピングカーを選んだ場合、大きなサイズや特殊な形状がネックとなります。

軽キャンパー(軽自動車をベースとしたキャンピングカー)以外は普段使いは難しいといえるでしょう。

バンコンであれば、見た目も形状も問題なく実用に使えて、軽キャンパーよりも広々した充実空間を実現できます。

 

【メリット3】特別な運転技術は不要!乗り心地や走行安定性にも優れる!

 

バンコンのベース車両(トヨタ ハイエースや日産 キャラバン)の耐久性の高さは世界でも有名で、走行安定性や乗り心地にも優れています。

全長×全幅×全高といった車両のサイズも基本的にはベース車両と同じで、特別キャンピングカーだからといって運転操作に不安を覚えずに済みます。

取り回しの良さは軽キャンパーが一番ですが、キッチンや横置きシートレイアウトが欲しいという場合にはバンコンが有利でしょう。

 

【メリット4】保管に困らない!

 

普段使いにも使えるバンコンであれば、キャンピングカーの保管に困ることもありません。

牽引するタイプのキャンピングカーであるトレイラーや大型バスサイズのキャンプカーでは、保管しておくための駐車場所に困ることがあります。

ちなみに、トレイラーは車で牽引して使うキャンプカーなためエンジンはついていませんが、法律上は車両扱いとなるため通常は車庫証明が必要となります。

車庫証明では、自宅からおおよそ2km以内に駐車場を確保して保管しておかなければなりません。

バス型キャンプカーにしても私有地があればよいですが、駐車場を借りる場合には毎月、お金がかかることになるのがネックになります。

そういった心配がないのもバンコンの魅力ですね。

 

【メリット5】リセールバリューが高め!

 

上記のような理由から、バンコンはヘビーなキャンピングカー以外にも幅広い層から高い人気を得ています。

その傾向は、買取査定時に有利に働きやすくリセールバリューが期待できるキャンピングカーとなっています。

 

 

 

バンコンにデメリットはないの?

 

バンコンに大きなデメリットはないといってよいでしょう。

強いてあげれば、以下のような問題があります。

 

 

【デメリット1】3ナンバー車両では、法律上、横置きシートレイアウトができない

 

 

バンコンの車両登録にあたっては主に、

・普通乗用車(3ナンバー登録)

・特殊用途車(8ナンバー登録)

の2種類が存在します。

 

普通であれば3ナンバー登録となるところですが、

・乗車定員の1/3以上の就寝器具を搭載していること

・特殊設備があること(調理設備や上下水設備など)

といった構造要件を満たしていると特殊用途車両として8ナンバー登録をすることができます。

 

8ナンバー登録することのメリットは、

・横置きシートレイアウトが可能

(平成29年7月に施行された法律によって3ナンバー登録車両では横向きシートが座席として使えなくなりました)

・自動車税や重量税などが安くなりがち

 

反対にデメリットとしては、

・手続きが面倒

・自動車保険(自賠責保険・任意保険)が高くなりがち

という面があります。

車両登録時や任意保険を組むときには、構造要件を満たしているか厳しく指導・チェックされたりと面倒なことになることがありますので心得ておきましょう。

総じて、かつてほどの節税効果は見込めなくなっています。

8ナンバー登録の主な用途は、車内空間のレイアウトの自由度を獲得するためと考えて差し支えないでしょう。

 

 

【デメリット2】本格的なバスコン、キャブコンに比べれば車内空間は限定される

 

比べるものではないですが、バスコンやキャブコンと比較してしまうと車内空間はどうしても限定されてしまいます。

特に足元から天井までの高さは顕著で、背の高い人だと常にかかんで歩くような恰好になります。

とはいえ、ハイルーフ版のバンコンもありますので天井の高さが気になるという方はチェックしてみると良いでしょう。

 

 

 

まとめ

 

 

今回は、バンコンの概要とメリット・デメリットについて解説してきました。

以下、まとめです。

 

・バンコンとは、バンタイプの車をキャンプ用にコンバージョン(変換・カスタム)した車のこと
・バンコンは、公私両面で使えて保管もラクラク。低コスト。
・バンコンは、ベース車両と大差なく運転もラクラク。
・リセールバリューも期待できる。
・レイアウトの自由度を確保したい場合には8ナンバー登録を。

 

具体的な車両選びにあたっては、キッチンやシャワー・トイレ、エアコン、太陽光発電装置など搭載設備の有無も重要になってきます。

ぜひ、こちらの記事も参考になさってみてください。

 

本記事が、皆さまのキャンピングライフの一助となれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

icon_phone
電話でお問い合わせ
9:00〜19:00
icon_bord_white
無料査定依頼
24時間受付